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腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁とは、尿道などを支えている骨盤底筋などの働きが弱くなることで、尿道を締められなくなり、尿漏れを起こす病気です。
過活動膀胱と腹圧性尿失禁の両方の症状があらわれる場合もあります。
症状としては、以下のような強い腹圧がかかる動作をした時に、尿が漏れてしまいます。
咳やくしゃみをする
笑う
走る
スポーツをする
重いものを持ち上げる
坂道や階段を昇り降りする
日本では、４０歳以上の女性の８人に１人が腹圧性尿失禁の症状を経験しています。
特に、出産を経験した女性に多い傾向があります。
■原因
腹圧性尿失禁の原因は、膀胱を支えている骨盤底筋という筋肉が弱くなったり、傷んだりすることによって、尿道をうまく締められなくなることにあります。
そのため、加齢や出産、女性ホルモンの低下が関係していると考えられています。
■治療
腹圧性尿失禁の治療では、尿道を締める働きのある薬「ベータ刺激薬」などを用います。
また、手術により尿道を吊り上げる方法「尿道スリング手術」や、コラーゲンを注入して尿道の筋肉を強くする方法もあります。
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